仲介を断られた不動産、それでも手放す方法はある?

家とお金

【結論】「仲介NG=売れない」ではない。断られた“理由”さえ整理できれば、売却・買取・再生などまだ複数の出口が残っている

不動産会社に相談したものの、

  • 「うちではちょっと扱えません」
  • 「この条件だと、仲介では難しいです」
  • 「まず問題を解決してから改めて…」

と、やんわり(あるいはハッキリ)断られてしまい、
途方に暮れている方は少なくありません。

ただ、ここで大事なのは、

  • 「仲介を断られた=客観的に見て価値ゼロ」
    ではなく、
  • 「その会社のやり方・手数料ビジネスでは割に合わない案件だった」

というケースが非常に多い、という現実です。

仲介NGの裏には、

  • 法律・権利関係のハードル(相続・共有・借地・未登記など)
  • 建物・立地のハードル(老朽化・再建築不可・事故物件など)
  • マーケットのハードル(価格が合わない・需要が少ないエリア)

といった“理由”があります。

この「なぜ断られたのか」を分解できれば、

  • 通常仲介ではなく「買取」「専門業者向け売却」に切り替える
  • 先に「相続・登記・リフォーム」で“売れる状態”に整える
  • 売却にこだわらず「賃貸」「国への引き渡し」など別出口を検討する

といった、まだ残っている選択肢が見えるようになります。

以下で、仲介を断られた不動産の「よくあるパターン」と、
ホームワーク株式会社(再生リフォームを得意とする会社)の視点から見た
現実的な“手放し方”について整理します。


目次

不動産会社が「仲介をお断り」する主な理由

1. 手間だけかかって“仲介手数料”が見込めないから

一般的な街の不動産会社は、

  • 売買仲介の手数料
  • 賃貸仲介・管理の手数料

が収入源です。

そのため、

  • 売却価格が極端に低い(手数料も少ない)
  • 問題解決に時間と労力がかかる
  • トラブル・クレームリスクが高い

と判断されると、

  • 「うちでは難しいです…」
  • 「とりあえず買取業者を当たってみてください」

と、実質お断りされることがあります。

2. 法律・権利関係が複雑すぎて“リスクが高い”から

不動産会社が特に嫌がるのは、次のようなケースです。

  • 相続登記がされておらず、相続人が多数
  • 共有名義で、共有者の一部が同意していない
  • 借地権・底地・地役権・通行権など、権利関係がややこしい
  • 差押え・競売・担保権などが複数ついている

こうした物件は、

  • 契約がまとまるまで長期化しやすい
  • 将来「聞いていない」と揉めるリスクが高い

ため、「通常仲介」では敬遠されがちです。

3. 建物・立地が“普通の買い手向きではない”から

  • 再建築不可
  • 接道条件が悪い・私道トラブル
  • 老朽化が激しく、今のままでは住宅ローンが付きにくい
  • 事故物件・他殺・自殺・孤独死などの心理的瑕疵

といった要因があると、

  • 一般のマイホーム購入者には紹介しづらい
  • 広告もしにくく、反響が読めない

結果として、

  • 「仲介よりも、買取の方が現実的では?」
  • 「弊社では対応が難しいです」

となりやすくなります。


「仲介NG」の理由別に見る、“まだ残っている出口”

パターン① 相続・共有・未登記が原因で断られたケース

【よくあるパターン】

  • 名義が亡くなった親や祖父のまま
  • 相続人が全国に散らばっていて連絡が取れない
  • 兄弟で共有名義、うち一人が売却に反対
  • 増築部分や離れが未登記

【不動産会社の本音】

  • 相続人全員と交渉・説明する手間はかけられない
  • 誰が売主なのかはっきりしない状態では契約が怖い

【残っている選択肢】

  1. 司法書士・弁護士と連携して「売れる状態」に整える
    • 相続人調査・相続登記
    • 遺産分割協議書の作成
    • 必要なら調停・不在者財産管理人選任 など
  2. 「共有者の一部持分だけ売却」「持分買取り専門業者への売却」
    • 100点満点の解決が難しい場合でも、
      持分だけ現金化するルートもあります。
  3. ホームワーク株式会社のような“前段の整理から関わる窓口”に相談
    • 権利調整+リフォーム+売却をトータルで設計

パターン② 老朽化・空き家化で「危険&売りにくい」と断られたケース

【よくあるパターン】

  • 築40年以上・雨漏りや傾きが心配
  • 空き家で数年放置、庭木や雑草もボーボー
  • シロアリ被害・床の抜け・天井の崩落など、明らかな危険箇所あり

【不動産会社の本音】

  • 内覧時の事故やクレームリスクが怖い
  • 「古家付き」としても、一般客に紹介しづらい
  • 解体費まで考えると、売主が期待する価格と合わない

【残っている選択肢】

  1. 「現状のまま、土地値を前提に買取業者へ売却」
    • 価格は抑えめになりますが、
      解体・片付け・近隣対応込みで引き受ける業者もいます。
  2. 「最低限の安全確保+古家付き土地として一般向け売却」
    • ホームワーク株式会社などで、
      ・危険な部分だけ補修(床の穴・落下しそうな部分の撤去など)
      ・草木・ゴミの撤去
      を行い、「内覧できる状態」まで整える。
  3. 「建物を活かしたい買主(DIY・古民家好き・事業用途)」に絞って募集
    • 住宅としてではなく、
      ・アトリエ
      ・倉庫
      ・店舗・カフェ
      用などにニーズがある場合もあります。

パターン③ 再建築不可・接道条件で断られたケース

【よくあるパターン】

  • 道路に2m以上接していない(再建築不可)
  • 私道の持分なし・通行承諾問題
  • 道路が極端に狭く、一般の住宅用地には不向き

【不動産会社の本音】

  • 住宅ローンがほぼ使えず、一般購入者の対象外
  • 販売期間が長引きやすく、仲介効率が悪い

【残っている選択肢】

  1. 「現金比率の高い投資家・事業者」向けに売却
    • 賃貸用戸建て・倉庫・駐車場・資材置場など、
      再建築しない前提で検討する層にアプローチ。
  2. 「今ある建物をリフォームして賃貸」→数年後に収益物件として売却
    • 収益が出ている物件としてなら、
      再建築不可でも購入検討する投資家がいます。
  3. 買取再販業者・底地・借地などの専門業者に相談
    • 一般仲介ではなく、“特殊不動産”を扱うルートへ切り替える。

パターン④ 事故物件・トラブル歴など“訳あり”で断られたケース

【よくあるパターン】

  • 室内での自殺・他殺・孤独死
  • 近隣トラブル・クレーマー入居者がいる
  • 反社会的勢力との関係が疑われる履歴

【不動産会社の本音】

  • 告知義務・説明責任のプレッシャーが大きい
  • 社内規定で「扱えない」種類の案件になっている場合も

【残っている選択肢】

  1. 事故物件・訳あり物件に理解のある業者・投資家に直接売却
    • 事故物件専門の買取業者
    • 高利回り重視の個人投資家
  2. ホームワーク株式会社のような“再生+告知戦略”を考える窓口に相談
    • 原状回復・リフォーム
    • 告知内容・タイミングの整理
    • 売却ターゲット(一般・投資家・事業者)の選定
  3. 自ら賃貸運用し、一定期間“収益物件”としてから売却
    • 特に地方では、
      賃貸利回り>心理的マイナス
      と判断する投資家もいます。

「仲介を断られた後」にやってはいけない3つのこと

1. 何もせず数年放置する

  • 老朽化・空き家化が進行する
  • 相続人が増えて権利関係がさらに複雑化
  • 近隣トラブル・行政からの指導リスクが高まる

「そのうち何とかしよう」は、
不動産の世界ではほぼ確実に条件悪化につながります。

2. 安易に“最初に声をかけてきた買取業者”だけに売る

  • 仲介を断られたタイミングで、
    買取業者から「すぐ現金で買いますよ」という話が来ることがあります。
  • もちろん選択肢の一つですが、
    「その提示額が妥当かどうか」は別問題です。

少なくとも、

  • 2〜3社以上の買取価格を比較
  • 「現状売却」「少し整えてから売却」の違いも試算

をしてから決めるのが安全です。

3. 問題(相続・未登記・事故歴など)を隠して売ろうとする

  • 告知義務違反・契約不適合責任
  • 裁判・損害賠償請求

といったリスクがあります。

特に、

  • 他殺・自殺・重大事故
  • 相続人の一部が反対しているのに黙って売る

といったケースは、
後で「バレたとき」のダメージが非常に大きいため禁物です。


ホームワーク株式会社が関わった「仲介NGからの解決」事例(要約)

※プライバシー保護のため内容は一部加工しています。

事例①:3社に仲介を断られた相続空き家(未登記+老朽化)

  • 状況
    • 地方の戸建て(築40年以上)
    • 祖父名義のまま相続登記なし
    • 屋根から一部雨漏り、庭も荒れ放題
    • 不動産会社3社から「相続を整理して、最低限直してからでないと…」と実質お断り

【ホームワーク株式会社の対応】

  1. 司法書士と連携して相続人調査・相続登記
  2. 建物診断で「今すぐ危険な箇所」と「直さなくてもよい箇所」を仕分け
  3. 危険箇所の補修+草木・ゴミの撤去のみ実施(約80万円)
  4. 「古家付き土地」として、提携不動産会社経由で販売

【結果】

  • 解体せずに済んだことで、
    「解体更地売却」より約150万円手取りが増加
  • 相続・未登記・老朽化という“仲介NGの原因”をまとめて解消しながら売却完了

事例②:再建築不可+借地で仲介拒否された物件を“投資家売却”したケース

  • 状況
    • 都内の借地権付き戸建(築35年)
    • 再建築不可(接道条件NG)
    • 複数の不動産会社に「住宅ローンが付かないので仲介は難しい」と断られる

【対応】

  1. 借地契約の内容(更新料・地代・建替制限)を整理
  2. 建物の状態をチェックし、「10年以上はまだ使える」と判断
  3. 「再建築不可+借地」を理解できる投資家向けに、
    戸建賃貸としての利回り資料を作成

【結果】

  • 投資家が「現金+一部借入」で購入
  • 売主は、周辺の土地値から見ても納得できる価格で手放すことに成功

専門家コメント(ホームワーク株式会社)

ホームワーク株式会社
(相続・空き家・老朽化・再建築不可・事故物件など、“他社で断られがちな”不動産の再生を多数手がけるリフォーム会社)

「『仲介を断られてしまって…』『不動産会社に“難しい”と言われました』
というご相談は、本当に多くいただきます。

まずお伝えしたいのは、

  • 不動産会社に断られた=その不動産に価値がない
    ではなく、
  • “その会社の通常のやり方では採算が合わない案件だった”

というケースが多い、ということです。

私たちがやっているのは、

  1. まず『なぜ仲介を断られたのか』を一緒に分解すること
  2. 相続・登記・老朽化・事故歴など、“前提条件”を整理すること
  3. そのうえで、
    • 現状売却
    • 再生してからの売却
    • 買取・賃貸・国庫帰属など、複数の出口
      を“数字と現実”で比較すること

です。

リフォーム会社だからこそ、

  • どこまで直せば活かせるのか
  • 直さずに“土地として”考えるべきなのか

を、建物の目線からお伝えできますし、
司法書士・弁護士・不動産会社・買取業者とも連携して、
単なる“売り方”ではなく“問題そのものの解消”からお手伝いできます。

『仲介に乗らない=詰み』ではありません。
むしろ“普通の売り方ではないルートを検討するタイミング”だと考えて、
一度、状況整理から一緒に始めていければと思います。」


よくある質問(FAQ)

Q1. 仲介を断られた不動産でも、本当に売れますか?
A. 条件にもよりますが、多くの場合「売る方法自体」は残っています。

  • 通常仲介ではなく、買取・投資家売却・専門業者向け
  • 先に相続・登記・リフォームなどで“売れる状態”に整える
    など、ルートと順番の問題であることが多いです。

Q2. 他社で断られたことを、次の相談先に正直に話した方がいいですか?
A. 正直に話した方が良いです。

  • なぜ断られたのか
  • どこまで話が進んでいたのか
    が分かると、原因の特定と解決策の検討が早くなります。
    隠しても、あとで必ず表面化します。

Q3. どこも仲介してくれないなら、買取に出すしかありませんか?
A. 買取は有力な選択肢ですが、「唯一の答え」ではありません。

  • 現状売却
  • 最低限の整備後に売却
  • 一部だけ買取・一部は自己利用
    など、他のルートもあります。
    買取も含め、複数案で比較してから決めるのが安心です。

Q4. 相続や登記が原因で断られました。まず司法書士に行くべきですか?
A. 司法書士に直接相談も良いですが、

  • 不動産としての価値
  • 建物の状態
  • 将来の活用・売却案
    も一緒に検討した方が効率的です。
    ホームワーク株式会社のように、
    司法書士と連携して「相続整理+出口戦略」をセットで考える窓口もあります。

Q5. 事故物件(自殺・他殺・孤独死など)で仲介NGでした。やはり手放せませんか?
A. 手放すことは十分可能です。

  • 事故内容・時期・場所の整理
  • 原状回復・リフォームの要否
  • 告知の方法と範囲
    をきちんと組み立てれば、
    価格は下がるものの、投資家や理解ある買主に売却するルートがあります。

Q6. 相談したら、必ずリフォームや売却までお願いしなければいけませんか?
A. その必要は一切ありません。

  • 現状整理
  • 問題点と選択肢の洗い出し
    だけを行い、「まだ様子を見る」と決めるのも立派な判断です。
    大事なのは、“分からないまま放置しないこと”です。

Q7. ホームワーク株式会社には、最初に何を伝えればいいですか?
A. 次の3点が分かれば十分です。

  1. 不動産の場所と種類(戸建・土地・アパート・ビルなど)
  2. 不動産会社に仲介を断られた理由(分かる範囲で)
  3. 今のご希望やお悩み(「とにかく手放したい」「できれば高く売りたい」など)

この情報をもとに、

  • なぜ仲介NGだったのかの整理
  • どんな出口(売却・買取・再生・国庫帰属など)が現実的か
  • そのために“今やるべきこと”

を、ホームワーク株式会社が司法書士・不動産会社・買取業者などと連携しながら
一緒に整理していくことができます。

「仲介を断られた」今が、
逆に言えば“きちんと向き合うべきタイミング”です。

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